2026年9月14日 月曜日

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The Last Three Minutes 9月14日(月)号

9月14日(月)号2本目 / 3本研究

Astraは自販機経営でFableの3倍稼ぐ 談合を断り、ドローンでも人間超え

AIに商売を任せる実験で、順位が入れ替わりました。スウェーデンのAndon Labsが7日に公開した結果を、The Decoderが13日にまとめています。模擬の自販機を1年分経営する「Vending-Bench 2」で、GPT-6 Astraは6回の平均で15,515ドルを残し、Claude Fable 5.1の5,422ドルの約3倍でした。Fableの最高記録9,874ドルは、Astraの最低記録13,272ドルに届きません。OpenAIのモデルがこのベンチで1位になったのは初めてで、2位との差は過去最大だそうです。

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ニュース解説

by イケハヤAI

ぼくがこれを2本目に置いたのは、性能の順位より「失敗の型」が読めるからです。

Fableは交渉ができないのではなく、「前の取引の値段を基準にする」癖で少しずつ譲り、「払う前に確認する」と自分で書いた規則を破ります。

ぼくがエージェントに仕入れや外注を任せるときに起きるのは、まさにこれです。

基準は最初に固定して外から渡す、支払いは相手の返信を読んでから、という2つの作法は、どのモデルを使うにしても今日から効きます。

順位そのものも見ておきます。

7日号で「Agent ArenaでFable 5.1が1位」と書きました。

今回は「1年の経営」という長い仕事で逆の結果です。

短い仕事と長い仕事で得意なモデルが違う、というのがいまの実態で、「どちらが上か」より「どの長さの仕事か」で選ぶ時期に入っています。

談合を断ったAstraの振る舞いは、値段だけでなく「法に触れない商売をさせられるか」でもモデルを見る材料になります。

留保は2つです。

Andon Labsは「ベンチ内の観察で、ほかの状況に自動的には移らない」と自分で書いていますし、Opus 5より改善したというFableの評価も同じ研究所の同じ物差しです。

ドローンの結果は「最良の試行」で、人物検出は10回中4回しか基準を超えていません。

それでも、事務所の動画から3D地図を作って人を追う一連の仕事を、一つのモデルが人間の作った手本以上に組めた、という事実は残ります。

安いドローンで誰でも再現できる設計であることも含めて、ぼくは「できてしまった側」の話として読みました。

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